組織のコミュニケーション戦略のリアル
みなさまこんにちは。
今日はラスベガスから書いています。
昨日、日本からいらっしゃったある方と会話をしている時に、改めて実感した事があった為新ネタを共有したいと思います。
どこの企業でもSlackのようなToolを入れ始めているように思います。
しかし、目的が曖昧で、性善説ベースのコミュニケーションを放置すると、組織が徐々に弱っていくと私は経験から感じています。
世間でそこそこ知られている 2:6:2の法則(2割ができる人、6割がまぁまぁの人、最後の2割は努力が必要な人)でコミュニケーションの仕組みを評価しますと、良いコミュニケーションができている会社は、できる2割を自由に活かしつつ、努力の必要な2割のそこあげができて、中間の6割が、できる2割に引っ張られているという状況ができていると思います。
一方で、良いコミュニケーションができていると言えない会社は逆の事がおきていると思います。最初の2割が疑問を感じ、最後の2割がよくない行動にハマり、中間の6割が毒されてしますというイメージです。
どうやら、人は放っておくと悪い方にいってしまう癖があるようです。
それも、個人の意志と関係なく、たまたま機会があったからそうなるということがあるようです。
自由にコミュニケーションをできるプラットホームが会社にあると、そこが炎上する事があるかもしれません。直接だと言えないというハードルが今まではあったが、Slack等の仕組みがあると言いにくいことを簡単に言えるので、そこまで思っていなくても簡単に文句を言うことができてしまい、その内容が拡大解釈されて、結果悪口になってしまうことをいくつかの所で見かけました。
自由に意見の言える組織は強いと思いますが、しかし裏で言いたい放題の組織は弱体化すると思います。
Toolに振り回されずに、コミュニケーションの仕組みをしっかり設計をした上で、自由闊達な会話ができるチームにしていくのが良いのではないかと改めて思いました。
コミュニケーションの種類に応じて気をつける点を簡単にまとめたので、何かの参考なれば幸いです。
「伝え手の視点」 と 「読み手の視点」を考えるコミュニケーションの例
相談:伝え手の視点で -> SlackのOpen Channel
依頼:伝え手の視点で -> チケットシステム
連絡:玉石混淆 -> SlackのPrivate Channel、イントラのWebとかWiki
報告:読み手に優しく -> イントラのWebとかWiki、PPT
情報発信:読み手に優しく -> イントラのWebとかWiki、Slack Open Channel、PPT
会社の文化、組織の人数やステージ等によって異なる点があると思いますので、上記内容はあくまでも参考レベルの内容としてご理解くださいませ。
もし報告がちゃんとできない方をサポートする場合このようにすると改善できるかもしれません。その理由が仕事に自信が足りないことや、超発散思考の人であることであっても、スクラムマスター等をつけて情報を吸い上げるサポート提供することである程度解決できそうです。
また、日々の活動からReportが自動的にできるようにするなどして、Weekly 1on1から文字にならない情報を集めるなどできると良いかもしれません。この場合、仕事に自信がない人からは変わらず本当の情報が出てこないかも。。。
それではまた次回。
0コメント