Cloud時代のDigital Transformation 第3回
適切なサイズでサービスを分割する
これについて考えてみましょう。
適切なサイズとは、AWSでよく言われている2Pizzaくらいの人数でできるチームや、私達が日々行っているロールアサインリストで表せるサイズであったり、経済合理性の単位であったり、Internal Press Releaseで表現できる単位かもしれません。
そこで最も重要な論点は、「チームワークを最大化する」サイズに必要があるということです。
チームワークを高めるためには、各自にオーナーシップ、責任感をもってもらう必要があります。つまり、チームが大きすぎるとそれが薄まってしまいますし、小さすぎると人手が足りないや、マルチハットすぎて仕事が回らなくなるのは容易に想像できます。そして、チームのメンバーの相性をみながら組むことも重要です。
これらの条件を満たしつつ、ほどよいサイズを見つけ出す力が、サービスやピープルマネージメントの力であり、部長・課長クラスの人材には、この能力を今まさに求められています。
今までこのような意思決定をしてこなかった人であっても、ビジネスを構造的に考え、人や物や金、ノウハウなど、様々なパラメーターで自社を一度考え、同時に競合他社になりそうな企業の出方を考えてた上で、サービスの枠組を決めて、人をアサインする事が求められつつあるわけです。
上記プロセスをぐるぐるまわして、時にはプロトタイプをサクッと作ってみたりして、Digital ビジネスを立ち上げていくのでしょう。そして、People Portfolio Managementを徹底し、社員の育成〜卒業までの道を作ることで、それを定着させていくのでしょう。
サービス型組織を運営する初期コストはそこそこかかります。しかしながらそれが機能すると短期的に生産性が上がるだけでは無く、それが長い間継続するという果実を得ることができるため、やる意義はありそうです。
皆様も一度チャレンジをしてはいかがでしょうか。
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