クラウド人材
IT人材不足について言われ始めてから5年以上経過しているにもかかわらず、解決をしていないように思います。
先日のインターネット上での記事でもありましたが、クラウド人材の枯渇のような事が書いてありました。
簡単に言うと、まず1つめはITに関係する技術を蓄積し、統合的に技術を見ることができる人つまりアーキテクトが足りないということ、そして2つめは、それをサービスとして提供するリーダーシップを持つ技術をわかる人、つまりプロデューサーが足りないということだと思います。
1つめの課題の本質は、社会人でそのような経験を積んでいる人が少ない事と、コンピューターサイエンスをしっかり学んだ若者が足りないことだと思います。
そうなる理由は、ITアーキテクトが尊敬され、給与も高いというイメージがまだ広まっていないからだと思います。つまり、IT業界で10年以上の選手が、そのようなモデルとして活躍している人が少ないからではないかと思います。
実際、日本のIT業界を俯瞰すると、そのような人がとても少ない事に驚愕します。
ITベンダーの1流選手やSIerのTopアーキテクトがエンドユーザに移籍をして、活躍をすることで、この流れを断ち切れると私は考えています。
新卒でITベンダーやSIerに入ると、新人で十分な経験を積むことなく時間が経過するか、新人のメンバーが持つ才能を殺してしまう可能性が高いので、ベテラン+新人 両方がエンドユーザでバリバリ活躍して ITをDIYをできる企業が増えて欲しいですね。
さて、2つめの課題の本質は、IT Architectの次のステップとして何をやって貰ったら良いのかわからない企業が多いことだと思います。
多くの企業にとって未知の領域であるため、そう簡単にわかるものではないと思います。
例えば、教育プログラムなどがあれば、それに乗っかり成果が出て、業界全体で何をすべきかが見えてくる可能性が高くなるとするなれば、そのようなモノを活用するのも良いかもしれません。
Globis × AWSのIT Producer育成プログラムのような活動を通じて、ITとビジネスをつなぐProducerをドンドン育成し、日本発のビジネスをどんどん作っていって欲しいですね。
この両輪を実直に解決していくと、各企業の強みを活かしたネットビジネスが展開できるようになると想像すると、色々楽しみです。
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